Oxford QJMにアクセプトされました!
新米大学教員の坂口公太です。
Oxford QJMにおいてCase Reportがアクセプトされました!!
「Primary Central Nervous System Lymphoma in an Under-diagnosed HIV Case」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35587160/
AIDSの症例でした。
・「ベッドサイドに足を運ぶ重要性」
本症例は、脳神経外科の医師からのコンサルトで始まります。
「先生この症例相談したいんやけど、、」
リングエンハンスメント!
この時点ではAIDSとは思いもしませんでしたが、コンサルトを受けてベッドサイドへ足を運びました。
ベッドサイドで患者さんが訴える症状や頭から足の先まで身体所見を取るという基本に沿った診療姿勢が結果的にAIDSの診断、治療へと辿り着く事が出来ました。
・「AIDS は専門医が診るもの?」
AIDSは日本では稀な疾患であり、「専門医」が診る疾患!と考えてる人もいるのではないでしょうか?
恥ずかしながら私もその節がありました。。
しかしながら、AIDSを始めとする性感染症は、性器以外にも症状を呈し、プライマリ・ケア外来に受診される事もあります。
また診断して終了!ではなく、社会保障制度やパートナーとの関係、sexの方法、差別の問題といった患者さんが抱える様々な課題に対して専門医だけでなく私たち医療者は統合的にアプローチする必要があります。
これはAIDSに限った話だけではなく高血圧も喘息もSLEもそうかもしれません。
これからも基本姿勢を大切にそして島根から日本を元気に出来るように頑張りたいと思います!
新米大学教員 坂口 公太