大学病院総合診療部門は教育での貢献は評価されにくい!?
みなさまこんにちわ。今日はしまねの諸葛亮孔明、いや、単騎乗り込む姿はまさに呂布とも言われる和足先生が佐賀大学、千葉大学と連携した研究の一部が発表されていましたので紹介させていただきます。
論文はコチラ⇨https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jgf2.537
これは総合診療科を有する71大学のうち、46大学から回答を得た結果です(回答率、64.7%)。その結果、総合診療部のリーダーは、①日常的に頑張っていることが多い教育業績に関しては適切に評大学側から評価されていない、②臨床・研究業績と比較して教育業績が昇進に十分考慮されていないと考えていることがわかりました(図1)。これだけ全国の総合診療の先生達が大学で教育頑張っているのに〜!という気持ちが芽生えます。
大学は研究機関であることには間違いないですが、それ以上に学生や若手医師を有する教育機関でもあると考えています。教育は金銭的メリットや、業績的な評価が本当に見えにくく、注目もあまりされないかもしれないですが、それでも未来のために一番重要な事であると考えています。どれも重要なのです。何事も、O、1のバイナリーデータでは評価できないので難しいところですね。
我々しまねのNEURAL GP networkでは、「当たりまえのことを当たりまえに」を合言葉に常に臨床教育をブラッシュアップしてまいります。引き続き、頑張ります。