地域だけではない、大学だけでもない、持続可能な成長をし続けるための総合診療ニューラルネットワーク

NEURAL GP network 島根県発・総合診療医養成プロジェクト

Student エコーツアー to 邑智病院 

「わぁ、キレーイ♪ ♥」と、はしゃぐ。

見ているのは、カラフルな花火でなく、白黒の画像@エコー室でした。

高度総診*1コースでエコー指導をしてきた医学生さんが邑智病院に集結!
目的は、卒後のエコー活用法をイメージするため、とのこと。
「いやいや、一般的な医師のレベルを超えてますよ」という会話をしてきたよう。

 〜★お話を伺いました★〜

「エラストグラフィーとATI*2で、肝臓の疾患分類が生まれそうですね」と、アタマの中で二軸四分類の疾患概念を描く花田拓真さん。

↓写真:実際にエコーを当てつつレクチャー。被験者は石田陽さん。

「エラストグラフィーで評価したら私でも嚢胞の鑑別できそう」と伊藤恭子さん。

「GLS *3の操作方法が分かってよかった」と感嘆の声をあげる中尾優実さん。

宮田菜穂さんは、「組織ドップラーは、中隔側の方が評価しやすそうですね」と操作感も共有した。

ここまでエコーのDeepな話に浸かり、ここからは▽▼▽診療の流れへ▼▽▼

「正確な評価にはセッティングが大事ですね」と
 エコーを当てやすい台を特別購入している検査室を羨ましがる、平山真妃さん↓写真

「フルスキャンを学んできたけれど、患者さんの状態に合わせたエコーの方法も必要」
とすでに医師目線の板﨑拓治さん。

そして、今回の実習を計画した山口柊さんは、「医師がエコーを学ぶには、熟練エコー技師さんに学ぶのがよい」と将来の学び方を想像していました。

また、新たに頸動脈エコーも学んだ山中由芽さんは、一つ広い視点で「地域医療の水準は、その地域での合意形成による」という住民さんとともに作る地域医療の成り立ちに感動していました。

そして、本丸のエコー室では、超音波検査士の資格をもつ川中卓先生、千代延陽子先生に、長時間にわたりご指導いただきました。

マニアックな話までいきつけたのは、お二人が高度総診でベーシック部分を指導してくださっていたおかげです。

↓写真:働くつもりで見学すれば発見いっぱい

今回の実習では、総合診療科の邉田健一先生と事務部の金川裕樹さん、白鹿里紗さんに全体のご案内をしていただきました。
病院の目的を語る、実習の様子を写真に撮ってくださるなどウェルカムの気持ちと病院を発展させよう、という意気込みを感じました。

また、山口清次病院長、日高武英副院長から、地域を守る病院体制維持のための取り組みをご教授いただきました↓写真

邑智病院の皆様に今回の実習受け入れに関して、心より御礼申し上げるとともに、今後も島根大学の医学生さんのご指導のほど、宜しくお願いします。

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※実習2023年10月24日(火)@公立邑智病院 

【略語】
*1)高度総診; 高度総合診療力習得コース:島根大学の正課の課外授業。
*2)ATI; Attenuation Imaging 
  脂肪肝の評価を超音波の減衰の程度を計測することで定量化する方法

*3) GLS; Global Longitudinal Strain
  心筋の長軸方向の収縮機能の指標。
  壁運動を各セグメント毎に評価するだけでなく、
  その外側・内側のいずれがより低下しているかまで評価が可能となる。