済生会江津総合病院 循環器科 佐々木拡志と申します。

医師不足により限られた診療科で日々診療をする中で総合力の重要さを日々実感しています。

この度貴重な機会を頂き、沖縄ハートライフ病院、中頭病院、沖縄協同病院で総合診療の臨床•教育現場を見学させて頂きます。 

【ハートライフ病院】 

初期研修医2年目による2年間の研修を終えての発表会に参加させて頂きました。

自由なテーマで、スライドを用いた10分間の発表でした。 

研修中の悩んだ症例や実際にあった失敗例、離島医療や予防医療に関する内容、3年目の専門診療科の選択について、カンボジアでの海外研修についてなど、それぞれの研修医のカラー、研修中の雰囲気や環境のよさが伝わってくるような発表でした。

発表の中で、離島医療についてのお話もあり、専門診療科が近くにない状況で、どのように診断•治療をしてその後のフォローアップをどうするか(元気になるまで確認する)、といったお話もあり、江津地域に通ずる内容だと感じました。 

また3年目の進路選択についての発表もあり、学生時代スポーツドクターをするために整形外科を目指していた研修医の先生が、研修中にスポーツ医学について様々なことを調べ、最終的に総合診療科を選択しスポーツ医学に関わっていく進路を選択したという発表がありました。 

発表者自身も自分が進路選択をする中で考えてきたことの整理やまとめになり、研修医1年目にとっても進路選択をしていく上で貴重な内容であったと感じました。 

とても自由なテーマで発表できる環境があり、身近な先輩や同僚からの、学びや、反省点、進路選択、研修の様子などを聞ける機会はとても貴重で重要だと感じました。 

島根でも、今後研修医や学生と関わっていく中で、実践していきたいと思います。