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NEURAL GP network 島根県発・総合診療医養成プロジェクト

江津に行って 医学科3年 森夏美

こんにちは!

島根大学医学部医学科3年 森夏美です。

7月17日に済生会江津総合病院を見学させて頂きました。そこでの学びを振り返り、皆様の参考になれば嬉しいです👧

  1. どうして江津総合病院に見学に行こうと思ったのか?

私自身、岐阜県出身で地域医療に興味がありました。授業で坂口先生と出会い、江津総合病院をご紹介していただき、ご縁をいただくことができました!

私が選択した高度総合診療力修得コース(Dコース)では、論文を主軸にテーマの設定・データの収集・発表などさまざまな角度から学んでいます。特に私はその過程で「島根県の医療の課題」について特に興味を持ちました。

そこで、実際に島根県の医療を担っておられる方々にお話を伺うべく、坂口先生の江津総合病院での診療について行き調査することにしました!!!

2:実際に見学した内容と感想

病院見学に行くのは、まだ2回目ですが、今回はなんと!!当直も見学させていただけることになりました!

当直はもちろんのこと、江津に来るのも初めてだったため、緊張と不安の中病院を訪れたのですが、事務室に入ってすぐ医療事務の方々から歓待のサプライズをしていただき、あまりの嬉しさに入局してしまいそうになりました😭

その後、森口さんや佐々井さんから、江津総合病院についてのお話を伺い、実際に病院内を一周しながら案内していただきました。

次に、放射線技師の小笠原さんに実際のシャントエコー検査を見学させていただきました。シャントエコーとは、ざっくり言うとエコーによって血管の状態を調べる検査です。

小笠原さんが「この患者さんはこのような病状の経過を辿って、主治医にはこのように紹介した。そのため、こういった手術が今後必要となっていくだろう。だから、この所見を取っておけば次回の検査がよりスムーズになると考えた」と、丁寧にかつ明確に説明してくださる様子を見て、エコーする時にそこまで考えてくださっているのかと驚きました。

次に、理学療法士の加藤さんにリハビリの様子を見学させていただきました。ここでも、理学療法士の方々の思考の深さに衝撃を受けました。

「この患者さんはこのような病気で、手術が何か月前にあった。前回のリハビリと比べこの機能が改善している。昨日はよく眠れなかったそうで、今日のリハビリも前回より辛いとおっしゃっている。ご自宅の階段の高さ、手すりの有無、壁はどちら側にあるか、ご家族は同居されるか…」

など、挙げればきりがないほど多くのことに思いを巡らせておられて、リハビリは何て奥が深いのだろうと感銘を受けました。

3:最後に

院長である中澤先生にお会いし、江津の医療のニーズに応えるためにはどのように病院を変化させていく必要があるのかなど、非常に興味深いお話を伺うことができました。済生会江津総合病院のみなさん、たった一人の学生を温かく迎えてくださり、本当にありがとうございました!!

4:医学生へのメッセージ

江津総合病院は本当に素晴らしい病院だと感じました!総合診療医として研修を受けたいという人に特にお勧めしたい病院です。何より病院内の人が優しく、医療に対して熱い思いのある人ばかりで、江津総合病院ならきっと後悔しないと感じました!!