地域だけではない、大学だけでもない、持続可能な成長をし続けるための総合診療ニューラルネットワーク

NEURAL GP network 島根県発・総合診療医養成プロジェクト

16年ぶりの島根~隠岐での最高の3日間~

大空町東藻琴診療所の山木悠太(島根医科大学28期卒)です。
今回、島根大学総合診療医センターの皆様のご協力をいただき、隠岐諸島における総合診療医の活躍を視察させていただきました。
視察行程
1日目:隠岐島前病院
2日目:都万診療所、那久診療所
3日目:隠岐病院

プロローグ~

(前日移動)飛行機遅延のため、危うく境港からフェリーに乗船できない事態でしたが、同じ船に乗っていたレジェンドの一声により間に合いました。初めて訪れた魔天崖の絶景が最高。豊かな自然を堪能し、手料理をご馳走していただき、医療人としてはもちろん、人間力の高さに魅了されました。

~隠岐島前病院~
医師・各部署責任者によるオンライン朝礼から始まり、午前は白石先生の外科外来を見学させていただきました。疾患を診るというよりは、「その人を診る」診察。社会背景も全て頭に入った上で対応を決めていらっしゃる。手技はもちろん一級品。その外来を支える看護師、Doctors’ Assistantの存在。特にDAさんの動きに感激しました。カルテ記載のみでなく、処置の先読みをはじめとして、外来のプランニング、完全に白石先生の思考回路に入り込んでるようでした。レジェンドの外来を直接見れたことは大きな財産です。

とても美味しい検食をいただき、午後は黒谷院長先生とお話しさせていただきました。隠岐病院が進むべき方向、抱える課題、管理者としての苦悩など、貴重なお話をたくさんお聞きできました。その後訪問リハビリに同行し、在宅療養を見せていただきました。病状把握のみならず、社会背景、精神面まで考慮した素晴らしい訪問リハでした。地元出身の理学療法士さんが複数人いてくれるのは離島医療を支える強みだと感じました。夕方以
降は院内業務改善ワーキンググループ会議、医局症例カンファレンスに出席、懇親会と充実した1日でした。