岩手へ 足立元
「自己紹介」
こんにちは。島根県立中央病院の総合診療プログラム専攻医の足立元と申します。
島根大学を卒業後、大阪の病院で2年間の初期研修を行いました。今年度から島根の総合診療を学びに戻ってきました。現在は、島根県立中央病院で総合診療研修を頑張っているところです。この度、坂口先生にお誘いいただき、岩手県藤沢市にある一関市国民健康保険藤沢病院で行われた地域医療セミナーに参加させていただきました。
非常に学びが多かったので皆様にも共有させていただきます!
「岩手県藤沢に行ってみて」
初めて岩手県藤沢に行きました。島根から羽田空港を経由して東北新幹線で一ノ関駅に向かいました。途中、電車の遅延がありましたが、なんとか無事に藤沢病院に到着しました。
参加したセミナーでは、「地域とつくる楽しく魅力的な地域包括医療・ケア」と題して、白石先生から自身のキャリアと隠岐島前病院の事例を交えて話をしていただきました。肩こりの超音波レクチャーも受講しました(盛りだくさん!)
同じ島根でも白石先生の話をじっくり伺い、話しを聞く機会はなかったので、改めて聞いてみると臨床への飽くなき向上心と生活を思う存分楽しんでいる姿がとても印象的でした。
そこで働いている人たち、生活している人たち自身がその場所が好きで生活を楽しんでいる姿以上にその地域の魅力を発信する方法は無いのかもしれません。隠岐島前に人が集まるのもとても納得がいきました。
質問もしてみました!
午後は、一関市病院事業管理者の佐藤元美先生から、藤沢病院設立から今日までの変遷を紹介していただき、その後ワークショップとして病院職員と市民が一緒になって「地域と作る魅力的な地域包括医療・ケアとは?」について話し合いを行いました。地域の医療機関が、「開かれた場」で市民と意見交換する場を定期的に持っていること自体が素晴らしいことですし、医療者と市民の垣根を越えてみんなで地域医療の継続のために知恵を絞っている姿に感銘を受けました。
「今後の展望」
これから、自分も病院の中に閉じこもっていないで外に出られるようにしたいという思いが一層強くなりました。病院外に出て地域の中で活動されている方は島根にもたくさんおられるので、そうした方々の話も聞きに行ってみようと計画しています。
「忘己利他:もうこりた」