地域だけではない、大学だけでもない、持続可能な成長をし続けるための総合診療ニューラルネットワーク

NEURAL GP network 島根県発・総合診療医養成プロジェクト

若手医師コーチング企画 修了式を行いました!

こんにちは。済生会江津総合病院の原田愛子です。

2024年度、「若手総合診療医リーダーの育成」を目的に、初のコーチング企画をスタートしました。
月に1回、約8ヶ月にわたり、参加者の先生方がコーチングセッションを受けてきましたが、先日ついに修了式を迎えることができました!

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(奥田さんが作成してくださいました!)

~参加した先生方のリアルな声~
実際に参加された若手医師の皆さんからは、こんな感想が届いています

「以前よりも自信を持って仕事や活動に取り組めるようになった」
「自分の考えや今後の方向性を、定期的に振り返る習慣ができた」
「タフさが増し、以前よりも前向きに日々を過ごせるようになった」
「自分では気づけなかった視点をもらい、新しい発見があった」

ーそもそも「コーチング」って何?
「コーチングって聞いたことあるけど、結局何?」という方も多いかもしれません。

・コーチングとは

“対話を通して、自分の中にある答えや気づきを引き出し、行動へとつなげていくプロセス” のことです。

 コーチは「教える」のではなく、「問いかけ」や「傾聴」を通して、自身の中に眠っている思いや可能性を引き出す存在です。言い換えるとコーチングは、正解をもらうのではなく、自分の中の「答え」に気づいていく時間です。

ーコンサルティングやカウンセリングとの違い?
 コンサルティング/ティーチング:知識やノウハウを「教えてもらう」
 カウンセリング/セラピー:マイナスをゼロに戻すサポート
 コーチング:ゼロからプラスへ、「あなたらしい前進」を後押しする

ー医療者にとってのコーチングの価値
 総合診療医として、日々の業務・人間関係・プライベートに向き合いながら、自分らしく成長していくために 

 〇自己成長や生涯学習につながる自己省察の促進
 → 定期的に自分を振り返る機会をもつこと、利害関係のないコーチから新たな視点をもらうことで、 若手総合診療医としての成長を後押しします。

 〇Well-beingの向上
 → コーチングを通して、自分の気持ちや状況を整理できる時間を確保し、モチベーションの維持・向上や、ストレスの緩和が期待されます。

【最後に】
島根で若手総合診療医がよりいきいきと活躍するために、コーチングはその背中をそっと押すような“ひとつのツール”になると思っています。
今後もこの取り組みを継続し、「コーチング文化」が広がっていくことで、仲間同士が支え合い、学び合う風土を育てていきたいと思っています。
「ちょっと気になるかも…」と思っていただけた方、2025年度以降の企画にもぜひご注目ください!

(文責:原田愛子)