地域だけではない、大学だけでもない、持続可能な成長をし続けるための総合診療ニューラルネットワーク

NEURAL GP network 島根県発・総合診療医養成プロジェクト

ラスベガスへ!SHM Converge 2025

みなさん、こんにちは。
総合診療医センターの坂口公太です。

このたび、2025年4月にアメリカ・ラスベガスで開催されたSociety of Hospital Medicine (SHM) Converge 2025 に参加し、口頭発表(ePoster Presentation)を行ってきました。

私の発表テーマは、
「家庭の社会経済的状況(socioeconomic status, SES)と医師の診療科選択に関する全国調査」です。
日本の医師においても、SESがキャリア選択に関連を与えている可能性を示したもので、米国や欧州で指摘されてきたテーマを、日本のデータで検証した研究です。

現地での体験

国際学会発表ということもあり、渡航前から英語プレゼンの準備や質疑応答の練習を重ねて臨みました。

現地では、世界中から集まった病院総合医の方々と意見交換をすることができ、医療制度の違いはもちろん、共通する課題(例えば医師のバーンアウト対策や地域医療の持続可能性)について活発な議論が行われました。

また、最新のトピックとして生成AIを活用した病院業務支援や、診療の質向上(High-Value Care)に関するセッションにも参加し、これからの総合診療に求められる視点を大いに刺激されました。


島根に戻って思うこと

海外での発表・議論を通じて、改めて地域に根ざした医療の重要性と、グローバルな視野で学び続ける必要性を強く実感しました。

島根という地域から、世界とつながる。
小さな一歩ですが、これからもこうした機会を活かして、臨床・教育・研究を推進していきたいと思います。

最後になりましたが、
日頃よりご指導・ご支援いただいている皆さまに心より感謝申し上げます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします!