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NEURAL GP network 島根県発・総合診療医養成プロジェクト

津和野共存病院を訪問と教育回診しました!

和足です。白石先生と憧れの津和野まで病院の訪問と、教育回診やレクチャーを兼ねて行って参りました(二人同時で参入することはあまりないので、非常に楽しかったです)。

ここ津和野は旧津和野藩の城下町文化で、鯉が至るところで泳いでいて、美しい町並みが特に素晴らしいです。森鴎外が生まれ育った歴史ある島根の小京都として有名です。みてください、病院前このステキな景色。

そして、津和野では今年赴任した濱崎先生が、研修医や学生指導と臨床業務に奮闘しています。色々な臨床医の先生方と遭遇してきましたが、当センターのセンター長白石先生率いる島前病院出身の医師は日本有数のPoint of Care Ultrasound の達人です。

僕はPhysical Diagnosisが好きですが、身体診察は性質上あくまで臨床推論のPost-probabilityを見積もることがメインになってしまう事がおおいです。しかし、エコーを達人レベルまで修得するとすごい!本当にすごい。身体診察と違って、超音波検査は確定検査にもなり得るからです。

回診では、研修医のT先生と選択実習の医学生Oさんと一緒に関節炎などの症例を拝見しました。同じ様に手が腫れている場合でも、それが関節内なのか、皮下組織なのか、筋肉の問題なのか詳細な血流評価で見える化できます。

僕の判断や治療も結局は同じになりましたが、確信を持って目の前の患者さんにリアルタイムで画像を見せながら、診断と治療方針を説明できる時点で圧倒的にPoint of Care Ultrasoundに軍配があがります。これは本当にすごいスキルであると思います。

「離島だからできないのではなく、離島だからこそ教科書レベルをはるかに超えた高い技術にまで達することができた。」

 そんなことを白石先生や濱崎先生に教えられた、神々しい素晴らしい回診でした。

津和野共存病院はスタッフの雰囲気的にも規模的にも、総合診療医のトレーニングにも極めて恵まれた環境であると確信しています。