翌日は病棟中心に見せていただきました。入院治療のみならず、在宅移行を見据えた、患者さんファーストの対応は本当素晴らしい。予約なし面会可能(時間は決められている)、外出も看護師付き添いで可能、退院後在宅で必要な処置がある際に、訪問看護までのタイムラグは病棟からの退院後訪問で対応するなど、フットワークの軽さに感嘆しました。

～都万診療所、那久診療所～

小川先生率いる診療所、訪問に同行。所長就任されて半年間での大改革、看護師やスタッフの皆様の意識の高さに驚かされます。在宅エコー、処置、さらにはデリバリー薬局の導入など先進的な取り組みも視察させていただき、大変勉強になりました。

隠岐病院に戻り、北海道での地域医療実践として、心臓外科→総合診療医のキャリアチェンジの講演させていただきました。懇親会では隠岐病院の地域医療パイオニア達と海の幸を楽しみました。

～隠岐病院～

助永先生にご案内いただき、隠岐の拠点病院としての役割を教えていただきました。離島医療の現状や課題がより深く理解できたと思います。また、遠隔医療・医療Dxへの取り組みなどを教えていただきました。最新の技術が医療現場にどのように活用されるか、そしてそれが地域の患者さんにどのような影響を与えるのかを学びました。このような取り組みは、医療格差の解消や離島に住む患者さんの利便性向上に大きく貢献する可能性があると思います。大空町にも共通する部分が多くあり大変勉強になりました。

視察全体を通して

隠岐諸島での医療視察を通して、離島ならではの地域に根ざした温かい医療に触れる貴重な機会となりました。医師、看護師、コメディカル、地域住民が一体となり、患者さん中心の医療が展開されている景色に感銘を受けました。今回の経験を活かし、北海道大空町でもより良い地域医療を構築していきたいと考えています。この度は貴重な機会をいただきありがとうございました。