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NEURAL GP network 島根県発・総合診療医養成プロジェクト

医学生が北海道へ挑戦!しまねの先輩こんにちわ!

こんにちは、島根大学医学部4年の皆川理奈です。

11月20日(月)に山木悠太先生とのオンライン勉強会に参加してきました。

山木悠太先生は島根大学のOB(28期)であり、現在は北海道の女満別にある大空町東藻琴診療所で勤務されています。私は2歳~13歳まで北海道で暮らしていたので、友人から「今度北海道で勤務している先生の勉強会があるよ~」と聞いたときは親近感を覚えてすぐに参加を決めました。

事前に「心臓血管外科医として米国留学なども経たのち、女満別での診療所医師にキャリアシフトした」と聞いていたので、どのような思いを抱いている方なのか、勉強会をとても楽しみにしていました。

山木先生は学生時代から地域医療に興味を持ち、積極的に学外での実習に参加されていました。また、SCOP勉強会の立ち上げメンバーでもあり、ACLSなどを周囲の人と勉強する場を設けられました。6年生の国家試験終了後もすぐに病院実習に参加したというエピソードは、山木先生のアクティブさがよく伝わるお話かなと思います。

九州医療センターでの初期研修期間は、常にICUか救急にいるような環境で、その後の進路として心臓血管外科を選んだのは九州医療センターの影響が大きかったといいます。心臓血管外科医時代はアメリカに渡ってレジデントとして研鑽を積むなど、目の前のやりたいことをやる、選んだならそれを一生懸命やるという山木先生の姿勢は学生時代もそれ以降も一貫しているなと思いました。

留学から帰ったタイミングで「全身管理ができる医師になりたかった」という自身の原点に立ち返られ、現在は地元北海道の地域医療に携わっていらっしゃいます。

今回の勉強会に参加して、私は山木先生の姿勢にとても勇気をいただきました。色々思うところがあって医学部に入ってきて、こうだと思うことをやってみては新たに気づくことがあって、自分の位置にまた悩んで。そういうことの繰り返しなので、はたから見ればなかなかの蛇行道だと思います。しかし根本にある「人が好き」「人に興味がある」「自分にできることをしたい」という思いは常に変わらないので、その時その時を全力で過ごすことが大事、これでいいのかなと思えました。

また、今回の勉強会には山木先生と同期の先生方も何名か参加されていました。異なる診療科、異なる場所で働いていても、比較的簡単に交流ができるのはオンラインの時代のいいところだなと思いますし、またそこで人と人が繋がる感じが、好きだなぁと思いました。

勉強会の後、ぜひ大空町東藻琴診療所で実習させていただきたいと思い、早速受け入れていただけることになりました。来年5月、頑張ってきたいと思います。

貴重なお時間、お話を提供してくださった山木先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。