地域だけではない、大学だけでもない、持続可能な成長をし続けるための総合診療ニューラルネットワーク

NEURAL GP network 島根県発・総合診療医養成プロジェクト

2024.11.30しまね総合診療の集い兼高度総診A-2コースが開催されました!

現地参加とweb参加併せて30名で大変熱量のある会となりました☆
その内容を少しご紹介させて頂きます!

第1部では佐藤先生、遠藤先生、木島先生からそれぞれが考える予防医療についてパネルディスカッションをして頂きました!
佐藤先生からは病院に来ない人の事も考えて日々の診療をしている事、遠藤先生からは頸部エコーをコミュニケーションツールとして使用している事、木島先生からは日々の診療で浮かんでくる臨床疑問や予防に関する疑問をどの様に調べて目の前の患者さんに還元していっているのかという事をお話して頂きました。
日々地域で活躍されている先生方から、明日からの診療のヒントとなる考え方を教えて頂き大変勉強になりました。また、参加していた専攻医の村上先生からの”高齢の方にいつまで薬を続けるべきなのか”という質問には指導医陣からも様々な意見が出て活発なデスカッションとなりました!

第2部では高度総診A-1コース(家庭医療重点コース)を履修された中尾さんと馬場さんのポートフォリオ検討会を行いました。
中尾さんの発表では病院実習の中、せん妄状態の患者さんが中尾さんとの対話を通してせん妄状態が改善していった事の振り返りと考察を、馬場さんは状態が落ち着いているのに”はやく最期を迎えさせて下さい”とおっしゃられる患者さんにどの様に接すれば良かったのかを考察してくれました。お二人とも病院実習で指導して下さった岡先生、遠藤先生も驚くほどよく考えられた発表でした。発表後のグループワークでも活発なデスカッションが行われ、参加して下さった皆さんの理解や考え方がさらに深まりました。

第3部では県内の専攻医の先生方の振り返り会が行われました。普段は県内の様々な施設で後期研修を行われている先生方の困りごとや最近の学びなどを共有して頂き、良かった点や次のアクションなどを参加頂いた皆さんと考えていきました。普段は直接関わる事があまりない指導医や医学生さんからのフィードバックは参加させた専攻医の先方にとっても良い刺激となった様でした☆彡

以上しまね総合診療の集い兼高度総診A-2コースのご報告でした!次回は2月1日に開催されます!また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています★