総合診療センター 第14回プライマリ・ケア学会発表報告
今年も、当センターで学んだ、医学生さんが学会発表をしてくれました。
発表者は、以下の3人。
医学部3年生:上西凛太郎くん
6年生:花田拓真くん
山口柊さん
場所は名古屋市ポートメッセなごや、
ニューノーマルを掲げた『第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会』のポスター発表でした。
発表者3名の体験記はこちら。
まずは発表の登竜門、予演会に向かいます。ここに向け3人の集中力は、加速度的に高まりました。
山口さんは言いよどみが心配でしたが、予演会で、誰よりも通る声プレゼンできましたね。
上西くんには口癖を含めた発表指導、
花田くんには追加説明すべき点を指摘をいただき、本番への課題が見えました。
そして総合診療医センター8名の先生方を相手にしたことで、自信を積んでいきました。
写真:発表前の相談をする、上西くん
5月13日(土)、会場ホール、朝からポスター貼りをする、スーツ姿の3人がいました。
指導者に指定された10回以上のプレゼン訓練のため、まだ何かブツブツつぶやいています。
でも、「緊張していないぞ、早く発表よ来い」と表情には自信もみえるよう。
そして、いざプレゼンが始まれば、3人とも堂々たる発表でした。
座長の紹介後、指示棒でピシッと示し、騒がしい会場に負けない声、
言いよどみもなく、規定の6分以内で終了。
写真:声を張り、発表する花田くん
質疑応答にも指導者の助力なしで応じてほっと一息、深呼吸。
準備が報われたと思った瞬間、会場ホールが素敵な世界に見えたとか。
写真:実際の授業の様子を手に持って説明する工夫が光る、山口さん
〜断続平衡説〜
生物の種が少しずつためてきた変化の兆しを、大きく表現型に反映させること
この説によると、集団の変化は、兆しが見えてから一気に進みます。
その開始には最初のチャレンジと、安心して活躍できる場が必要です。
この3人のように変化の兆しを捉えてそれに乗る、ニューノーマルはそこからです。
写真:可能性を模索する、島根大学医学部生
「そっちにいきたい」と飛び込む人、お待ちしていますよ。
しまね総合診療センター 遠藤健史 小田川誠治