Program

Program outline

07.15 [Sat]

運動器エコークロストーク 皆川x小林

座長
  • 古屋聡(フルヤ サトシ)
    山梨市立牧丘病院
    詳細
  • 白石 吉彦(シライシ ヨシヒコ)
    隠岐島前病院 / しまね総合診療センター
    詳細
演者
  • 皆川洋至 (ミナガワ ヒロシ)
    医療法人城東整形外科
    演題
    運動器クロストーク「痛みは脳で考える」
    詳細
  • 小林 只(コバヤシ タダシ)
    弘前大学医学部附属病院
    演題
    エコー画像は音波の反射、発痛源は線維構成体、運動器疾患の評価は症候学
    詳細

企画の言葉

運動器エコーが「プライマリ・ケアエコー」のひとつとして認知され、広まり始めてから8年になります。
エコーがプライマリ・ケア運動器診療のエースとして一般化され、エコーガイド下ハイドロリリースはトリガーポイント注射・神経ブロックが担当してきた多くの部分を塗りかえる位置に定着しているといえます。
当時2014年は「運動器診療に革命が起きた年」だと関連した人たちは興奮していました。
しかしそれから8年、実は当初の想像よりも大きな壁は越えられないていないことにも気づかれています。
それは「すべてのプライマリ・ケア医が運動器診療に積極的にタッチしているわけではない」のと「すべての運動器診療を行うプライマリ・ケア医がエコーを使用しているわけではない」ことに現れています。

「正確さと効果」「学習と実践」「匠と素人」「専門とプライマリ・ケア」
専門医療とジェネラルプラクティスの間でゆれる多くの「総合診療医およびそれを目指す医師」の悩みは運動器エコーの実践にも反映されています。
本日のセッションは「専門とプライマリ・ケア」の双方に広い視野を持つトップランナーのお二人に、現在過去未来の運動器エコーについて存分に語ってもらいます。それはきっと僕たちプライマリ・ケア医の立つ地平とこれからも進む道を改めて明らかにしてくれるだろうと期待しています。

シミュレーター

座長
  • 狩野 賢二(カリノ ケンジ)
    島根大学医学部クリニカルスキルアップセンター
    詳細
  • 市橋 光(イチハシ コウ)
    自治医科大学附属さいたま医療センター小児科
    詳細
演者
  • 石川 直登 (イシカワ ナオト)
    株式会社 京都科学
    演題
    下肢静脈エコーファントムの開発
    詳細
  • 吉井 淳(ヨシイ ジュン)
    日本ライトサービス株式会社
    演題
    「バーチャルエコーシミュレータBODYWORKSの活用について」
    詳細
  • 亀田 徹 (カメダ トオル)
    日本救急医学会Point-of-Care超音波推進委員会 / 済生会宇都宮病院超音波診断科
    演題
    肺エコー教育と研究のためのシンプルなシミュレーター
    詳細
  • 吉田 英美(ヨシダ エミ)
    医療法人竹村医学研究会(財団)小阪産病院
    演題
    「胎児超音波診断ファントムSPACE-FANの活用について」
    詳細

企画の言葉

超音波ファントムで学ぶPOCUS

POCUSは、観察領域を限定して迅速に判断する超音波検査であり簡便なイメージがある。
しかし、超音波検査に関する基本的な知識と技術の習得は必要であり、超音波検査の未経験者にとっては決して簡便な検査ではない。
そこで、超音波検査の基本を習得するために役立つのが超音波ファントムである。
超音波ファントムは、人体に近い超音波物理的性質を持つ軟質特殊樹脂を使用して、高反射体と低反射体を組み合わせた構造となっている。
反射体の輝度、大きさ、位置によって、超音波装置の精度管理用ファントムと人体の一部を再現したトレーニング用ファントムがある。
トレーニング用ファントムは、腹部エコーファントムのように肝臓、腎臓、膵臓、脾臓、血管、肋骨などの臓器を解剖学的な構造に基づいて再現されているものや、肺エコー、残尿測定エコー、乳房エコーなどのファントムのように限局した部位を単純化して再現したものがある。
いずれも超音波検査に関して初学者を対象としたトレーニングのために作成されており、分かり易い超音波画像が比較的容易に得られる。
しかし、トレーニング用ファントムは、臓器や病態が大きくデフォルメされており人体とは異なる部分も多く、効果的な学習を行うためには目的を明確化したトレーニングが必要である。それぞれのファントムが開発された際に強調された部分は、実際の超音波検査においても重要であると考えられる。
本セッションでは、超音波ファントムの開発に携わった先生方に、ファントムで再現されている人体構造や病態について説明して頂き、実際の患者さんで超音波検査を行う重要なポイントとの関連性を解説して頂く。

ランチョンセミナー
「癒しの国・出雲」

座長
  • 谷口 信行(タニグチ ノブユキ)
    済生会宇都宮病院 超音波センター
    詳細
演者
  • 藤岡 大拙 (フジオカ ダイセツ)
    荒神谷博物館
    演題
    癒しの国・出雲
    詳細

運動器

座長
  • 木村 昭夫(キムラ アキオ)
    国立国際医療研究センター病院
    詳細
  • 多田 明良 (タダ アキラ)
    紀美野町国保国吉・長谷毛原診療所
    詳細
演者
  • 片山 裕貴 (カタヤマ ヒロキ)
    横浜市立大学附属病院
    演題
    総合診療医が整形外科医にエコー下穿刺を習って免許皆伝!~腰~
    総合診療医が整形外科医にエコー下穿刺を習って免許皆伝!~股~
    詳細
  • 都竹 伸哉 (ツヂク シンヤ)
    相模原共同病院
    演題
    ベテラン整形外科医よりうまくできる肩関節注射
    ベテラン整形外科医よりうまくできる足関節注射
    困ったときに役立つエコーガイド下血管穿刺
    詳細
  • 面谷 透 (オモダニ トオル)
    東京先進整形外科
    演題
    肘関節のエコーガイド下注射
    膝関節のエコーガイド下注射
    詳細
  • 中島 祐子 (ナカシマ ユウコ)
    広島大学病院 整形外科
    演題
    手 〜母指CM関節症〜
    神経 〜手根管症候群〜
    詳細

企画の言葉

総合診療医が整形外科医にエコー下穿刺を習って免許皆伝!
~腰・肩・肘・手・股・膝・足・神経・血管~

プレゼン各3分×9+質疑応答各5分≒70分

腰:片山裕貴
肩:都竹伸哉
肘:面谷透
手:中島祐子
股:片山裕貴
膝:面谷透
足:都竹伸哉
神経:中島祐子
血管:都竹伸哉

一般演題

演者
  • 本間 利生 (ホンマ リウ)
    茨城県立こども病院
    演題
    Oncologic emergencyを呈した縦隔腫瘍の診療にPOCUSを活用し救命した一例
    詳細
  • 飯田 浩行 (イイダ ヒロユキ)
    筑波学園病院 外科
    演題
    臓器救急疾患の有無に的を絞った「急性腹症超音波検査」
    詳細
  • 中澤 征人 (ナカザワ マサンド)
    栃木県立リハビリテーションセンター
    演題
    回復期リハビリテーション病棟において、 point-of-care超音波(POCUS)が合併症による転院決定に有用であった2症例
    詳細
  • 平田 祐太郎 (ヒラタ ユウタロウ)
    国立病院機構 岩国医療センター
    演題
    当院におけるPOCUS教育実践と効果
    詳細
  • 木田川 幸紀 (キタガワ コウキ)
    津和野共存病院
    演題
    地域で始めた運動器外来の実情の報告
    詳細
  • 西澤 俊紀 (ニシザワ トシノリ)
    聖路加国際病院 一般内科
    演題
    Transient perivascular inflammation of the carotid artery syndrome
    詳細
募集要項(※募集は終了しました。)

・発表日時は7月15日(土)の 14:30~15:40 を予定しています。
・発表にあたり、個人情報保護および研究倫理の遵守をお願いします。発表の中で、発表内容に関連する企業等に関わる利益相反状態について申告してください。

[一般演題優秀賞]
優秀演題を選定し、7月16日(日)に一般演題優秀賞の表彰を行います。

発表時間は7分(質疑3分)の予定です。詳細はプログラム確定後にメールで通知します。

POCUSにまつわるお金のあれやこれ
~コスト算定方法や機器購入時の補助金について~

座長
  • 真弓 俊彦(マユミ トシヒコ)
    独立行政法人 地域医療機能推進機構中京病院
    詳細
  • 野村岳志(ノムラ タケシ)
    医療法人徳洲会
    詳細
演者
  • 室原 誉伶(ムロハラ ホマレ)
    下甑手打診療所/菊南病院
    演題
    利用できる補助金のまとめ
    詳細
  • 中島 啓氏 (ナカシマ ヒロシ)
    ウィーメックス株式会社(旧PHCメディコム株式会社)
    演題
    エコー検査におけるレセプト審査と個別指導対策
    詳細

企画の言葉

POCUSはその有用性から、各診療科の垣根を超え、更には医師に限らず看護師も行う手技へと拡大してきている。
しかし一方で、超音波装置を購入することができない、コストの取り方が分からないといった課題も散見される。
本セッションでは、超音波装置を購入する際に使用できる補助金の紹介や、保険請求の現状の報告だけでなく、実際に保険診療請求に精通する専門家をお招きする。
本セッションが、日常診療の悩みの解決やPOCUSの更なる普及の一助になることを期待している。

奨学ポケットエコーアイディアコンペ共催 〜目指せポケットエコーマスター〜

演者
  • 伊勢谷 直隆(イセヤ ナオタカ)
    市立稚内病院
    演題
    ”POCUS×地域医療×エコー初学者=” ~日本最北端病院の1年目研修医が0から始めるPOCUS~
    詳細
  • 鈴木 雄哉 (スズキ ユウヤ)
    聖路加国際病院
    演題
    ポケットエコー同時当てによる2点での動的指標測定
    詳細
  • 石田 妃華里 (イシダ ヒカリ)
    徳島県立海部病院
    演題
    超高齢地域における排泄困難患者へのケアの実態 〜看護師のPOCUS導入による患者のQOL向上への期待〜
    詳細
  • 井上 聡子 (イノウエ サトコ)
    警察共済組合兵庫県支部診療所芦屋分室
    演題
    労作性熱中症の現場でPOCUSを活用したい!
    詳細
  • 石田 晃基 (イシダ コウキ)
    徳島県立海部病院
    演題
    医師4年目の超音波診療〜訪問診療や離島診療所におけるPOCUS普及を目指して〜
    詳細
  • 西川貴子 (ニシカワ タカコ)
    市立貝塚病院
    演題
    私は看護師エコーの組織内コンセンサスが欲しいーーーっ!!
    詳細
  • 飯田 葵 (イイダ アオイ)
    指導医:谷村夏姫(手稲家庭医療クリニック), 応募者:飯田葵(旭川医科大学5年)
    演題
    「未来をつくる、ポケットエコー!」
    詳細
  • 奥村 歳子 (オクムラ トシコ)
    新潟県厚生農業協同組合連合会糸魚川総合病院
    演題
    助けてください、ポータブルエコーが瀕死なんです
    詳細
  • 西澤 俊紀 (ニシザワ トシノリ)
    聖路加国際病院
    演題
    病棟でのポケットエコーによる経鼻胃管チューブ挿入の確認と、X線での確認の一致度の研究
    詳細

企画の言葉

奨学ポケットエコー ~ポケットエコーを無料で貸りられる!~

POCUSの世界ではポケットエコーと呼ばれるものがいたる場面で活躍しています!
そして・・・・・・。私たちはそのポケットエコーの可能性をより広げてくれる若人たちを募集しています。
そのような想いに賛同してくれ、可愛いくてイケてるポケットエコーたちを貸し出してくれるメーカーさんが本企画には集っています。
みなさんはどの相棒を手にして目の前の患者さんを診にいきますか?

「ゆめと ぼうけんと! ポケット エコーの せかいへ! レッツ ゴー!」

申込受付は終了しました。

募集内容 皆さんの臨床背景と奨学エコーを手にいれた場合のポケットエコーの臨床での活用案をスライドでプレゼンしてください。 柔軟な発想で臨床での活用のアイデアを募集します。
例)身体所見のフィードバックをエコーで行いたい。
 従来の経験知で行っている看護ケアをエコーで可視化したい

参加条件 ・医師、看護師などの医療従事者。
・気持ちが若手なら年齢制限なし。
・奨学エコーを受賞された場合、次回の第16回JPOCUS学会に参加、実績報告を発表をしていただける方。

抄録選考 本企画は発表者を6人とさせていただき、そこから本学会での発表を行い、各評価者から採点を行い受賞者を決定します。
応募者が予想以上の数になってしまった場合には、書類選考によって発表者を決めさせて頂きます。

抄録 400字以内。(記載形式の指定はありません)

看護師セッション

座長
  • 畠山 誠(ハタケヤマ マコト)
    渓和会 江別病院
    詳細
  • 野村岳志(ノムラ タケシ)
    医療法人徳洲会
    詳細
演者
  • 西川 貴子 (ニシカ ワタカコ)
    市立貝塚病院
    演題
    看護師エコーの期待と障壁
    詳細
  • 三重野 雅裕(ミエノ マサヒロ)
    医療法人横浜未来ヘルスケアシステム
    演題
    エコーガイド下院内認証看護師制度から考える看護業務へのエコー導入の可能性
    詳細
  • 新関 こずえ (ニイゼキ コズエ)
    よどきり医療と介護のまちづくり株式会社 よどきり訪問看護ステーション
    演題
    看護師エコーの期待と障壁 ~訪問看護師の立場から~
    詳細

私の看護師エコーの原点です

企画の言葉

ご参加の先生たちにはあまり馴染みのない画角だと思いますが、膀胱の縦断面で直腸の便を試みた画像です。
2枚の写真は同じ患者さんをポケットエコーとポータブルエコーで撮り比べて見たものです。
看護師が行う行為は、経験に基づいた判断に頼ってしまうこともあり、一定の経験を経ないと正しい判断ができないという場面も多くあります。ただ、ベテランの経験則というのが、必ずしも正しいわけではなく、便がないのに浣腸をしたり、不要な下剤を飲ませたり、便確認といわれ、お尻に指をいれたり、患者の状態に合わないケアを実施することになっていることが多くみられます。
看護師がエコーを持つことで、患者さんの状況を可視化できたら、患者さんの状態にあった看護ケアができるのではないかと思っています。
この思いから、6年以上が経過して看護師がエコーをもつことも増えてきています。
今後、看護の現場でどのようにPOCUSの概念を活かせるのか?そのために何が必要か皆さんと考えていきたいと思っております。

学生セッション

座長 / 司会進行
  • 遠藤 健史(エンドウ タケシ)
    町立奥出雲病院
    詳細
司会進行
  • 板﨑 拓治(イタサキ タクジ)
    島根大学医学部医学科6年生
    詳細
  • 花田 拓真(ハナダ タクマ)
    島根大学医学部医学科6年生
    詳細
引率
  • 蒸野 寿紀 (ムシノ トシキ)
    和歌山県立医科大学
    参加学生
    宮﨑 皓平 / 板谷 耀平
    詳細
  • 西岡 亮(ニシオカ リョウ)
    金沢大学附属病院
    参加学生
    渡會裕大 / 土山寿希
    詳細
  • 形岡 洋光 (カタオカ ヒロミツ)
    浜松医科大学
    参加学生
    本田真也 / 小川清楓
    詳細
  • 川中 卓 (カワナカ スグル)
    公立邑智病院
    参加学生
    市谷碧菜 /中尾優実
    詳細

企画の言葉

エコーはスポーツだ。
どのようにプローブを当て、どこを見て、出てきた状況にどう対応するか。このプローブを振る訓練を、競ってさらに強化しよう。
さぁ日本初のPOCUS全国大学対抗戦、ここでエキスパートへの道を開こう。まだ始めてない皆さんも、今からでも、間に合うぞ!ぜひ島根へ!

学生・研修医エコー教育

座長
  • 遠藤 健史(エンドウ タケシ)
    町立奥出雲病院
    詳細
  • 鈴木 昭広(スズキ アキヒロ)
    自治医科大学 周術期センター・麻酔科
    詳細
演者
  • 畠 二郎 (ハタ ジロウ)
    川崎医科大学 検査診断学
    演題
    川崎医科大学における超音波教育
    詳細
  • 阿慶田 眞之輔 (アケダ シンノスケ)
    浜松医科大学
    演題
    日本初!? 学生エコーサークル
    詳細
  • 宮田 菜穂 (ミヤタ ナホ)
    島根大学
    演題
    島大の取り組み
    詳細
  • 齊藤 安美 (サイトウ アミ)
    佐久総合病院
    演題
    研修医発表
    詳細
  • 髙橋 史織 (タカハシ シオリ)
    豊田地域医療センター
    演題
    Point-of-care ultrasound 教育プロジェクト2021 ~ひとり1台で、一緒に学び、一緒に育つ!~
    詳細
  • 重城 聡(ジュウジョウ サトシ)
    聖路加国際病院 集中治療科 / 亀田総合病院 麻酔科
    演題
    心エコー学習の『Learning curve』と『Forgetting curve』~我々は失われるスキルにどう立ち向かうか~
    詳細

企画の言葉

エコーは若手のうちから学んでおくべきです。
エコーは、循環器科、消化器科をはじめとして、ローテート研修での幅広い学びを深めます。
でも、学生時代も研修医時代も、なかなか学びの機会がありません。そして、気づいた時には教えてもらえない年代に...
今回、登壇の皆様は、若手のうちからエコーを学んで育った方々と、その学びの場を作ってこられた方々です。
エコーに触れずに育つ医師をゼロにしたい、という想いを共有しましょう。

心不全 ハンズオン

  • 山田 博胤 (ヤマダ ヒロツグ)
    徳島大学大学院医歯薬学研究部 地域循環器内科学
    詳細
  • 泉 学 (イズミ マナブ)
    済生会宇都宮病院
    詳細
  • 大原 貴裕 (オオハラ タカヒロ)
    東北医科薬科大学
    詳細
  • 亀田 徹 (カメダ トオル)
    済生会宇都宮病院超音波診断科
    詳細
  • 和田 靖明 (ワダ ヤスアキ)
    山口大学医学部附属病院
    詳細

FoCUS+肺エコー

企画の言葉 (山田博胤)

"心不全パンデミック"ともいわれるように,高齢者の心不全患者が増えています.
心不全はステージが早いうちに診断して早期に治療を始めることが,患者さんの予後を良くします.
本セッションでは,その心不全の診断に役立つPOCUSについての実技実習を行います.
内容は,FoCUSと肺エコーのそれぞれ基本走査法です.
FoCUSでVolume statusや心機能,そして,肺エコーで肺うっ血や胸水の有無について評価ができ,心不全の鑑別診断ができるようになるためのトレーニングを行います.

小児腹痛 ハンズオン PUSH

  • 多田 明良 (タダ アキラ)
    紀美野町立国保国吉・長谷毛原診療所
    詳細
  • 竹井 寛和 (タケイ ヒロカズ)
    兵庫県立こども病院
    詳細
  • 吉元 和彦(ヨシモト カズヒコ)
    熊本赤十字病院
    詳細
  • 小野 友輔 (オノ ユウスケ)
    北九州市立八幡病院
    詳細
  • 弘野 浩司 (ヒロノ コウジ)
    茨城県立こども病院 小児超音波診断・研修センター
    詳細
  • 内田 正志 (ウチダ マサシ)
    JCHO徳山中央病院健康管理センター/小児科
    詳細
  • 福原 信一 (フクハラ シンイチ)
    兵庫県立淡路医療センター
    詳細
  • 市村将 (イチムラ マサル)
    東京都立小児医療センター
    詳細

Pediatric Ultrasound Strategy Hands-on(PUSH) コース
〜小児の急性腹症に立ち向かうためのPOCUSストラテジー〜

企画の言葉

急性腹症は成人だけでなく小児でも代表的な主訴の一つ。
自分で腹痛を訴えられない乳幼児や、年齢によって鑑別疾患が異なる小児の急性腹症はいつも我々の頭を悩ませます。
そんな時、診断や決断に一筋の光を照らすのがPOCUS。 今回は単なるプローブテクニックを超えた新たな挑戦!
あらゆる年齢の急性腹症のシナリオを用意し、提示された症例に立ち向かうためにエコーをどのように使えば良いのかをハンズオンに落とし込みます。
普段は小児をあまり診ていない方でも楽しめるよう、臨床でのPOCUS経験豊富な豪華講師陣がアグレッシブにその戦略を教示します。
臨床現場で決断ができず迷っている受講者(あなた)の背中をそっと押す、そんなPOCUSが習得できるはずです。

・企画責任者 多田明良

・コーディネーター 竹井寛和

・ハンズオン講師  熊本赤十字病院こども医療センター 小児外科 / 吉元和彦先生
 北九州市立八幡病院小児総合医療センター 小児科 / 小野友輔先生
 茨城県立こども病院 小児総合診療科 / 弘野浩司先生
 徳山中央病院 小児科 / 内田正志先生
 兵庫県立淡路医療センター 小児科 / 福原信一先生
 北九州市立八幡病院小児総合医療センター 小児科 / 市村将先生

消化管 ハンズオン

  • 今村 祐志 (イマムラ ヒロシ)
    川崎医科大学 検査診断学(内視鏡・超音波)
    詳細
  • 多田 大和 (タダ ヤマト)
    川崎医科大学 消化器内科学
    詳細
  • 竹之内 陽子(タケノウチ ヨウコ)
    川崎医科大学附属病院
    詳細
  • 谷口 真由美 (タニグチ マユミ)
    川崎医科大学附属病院
    詳細

企画の言葉

かつて「エコーでは見えない」とされていた胃や腸などの消化管ですが、実は良く見えているだけではなく、非常に日常臨床の役に立つことが分かってきました。またPOCUSの現場で遭遇するであろう急性腹症の多くは消化管疾患に起因しており、POCUSに消化管を加えることは急性腹症の診療に必須とも言えます。
ただし病変の良好な検出率や診断能を得るためには、立体解剖に基づいた系統的な走査が必要です。
今回のハンズオンでは胃・十二指腸、大腸、回盲部・虫垂の描出法について学び、実践できるようにトレーニングを行います。

看護 ハンズオン

  • 狩野 賢二(カリノ ケンジ)
    島根大学医学部クリニカルスキルアップセンター
    詳細
  • 芹田 晃道 (セリタ アキミチ)
    隠岐病院
    詳細
  • 佐藤 直(サトウ ナオ)
    札幌医科大学
    詳細
  • 松村 初恵 (マツムラ ハツエ)
    島根大学医学部附属病院 クリニカルスキルアップセンター
    詳細

企画の言葉 (狩野賢二・芹田晃道)

自身は診療看護師として、日常的に行うフィジカルアセスメントに超音波画像診断装置(以下、エコー)を用いたり、処置自体にもエコーを用いたりする機会が多く、もはや自身の看護実践においてエコーは必須の武器となっています。
また、一般的な看護師の現場でもブラッダースキャンシステムのようにエコーを用いて体外から膀胱内残尿量を非侵襲的に評価することを可能とする機会もあるでしょうし、訪問看護師さんが積極的にエコーを使ってケアに活用している実践例なども耳にするようになってきており、看護師が実践するエコーも少しずつ市民権を得てきているのではないかと考えています。
そうはいっても、エコー機器の取り扱いからプローブの当て方、実際の画像評価などの教育を受ける機会はなかなか無いというのが実情であると思います。
そこで本セッションでは、肺エコー、排泄エコーなどのエコーを用いたアセスメントの方法や、エコーガイド下による静脈路確保の方法などを体験できるように企画しましたので今後の看護実践に活かしていただければと考えています。
看護エコーを気軽に体験できるまたとない機会であると思いますので、看護師諸姉諸兄のご参加をおまちしております。

裾野を広げるために初学者向け ・聴診+肺 ・症状+膀胱・IVC ・末梢路確保

07.16 [Sun]

ポケットエコー

座長
  • 亀田 徹 (カメダ トオル)
    日本救急医学会Point-of-Care超音波推進委員会 / 済生会宇都宮病院超音波診断科
    詳細
  • 遠藤 健史(エンドウ タケシ)
    町立奥出雲病院
    詳細
演者
  • 岡田 豊 (オカダ ユタカ)
    つばさクリニック
    演題
    在宅におけるポケットエコー(Vscan)の使用経験
    詳細
  • 寺内 裕樹(テラウチ ヒロキ)
    ホリィマームクリニックさいたま
    演題
    高齢者介護施設におけるポケットエコー活用の実際
    詳細
  • 小笠原 正文 (オガサハラ マサフミ)
    株式会社ソシオネクスト メディカルソリューションチーム
    演題
    高性能ハンドヘルド型超音波診断装置viewphii 64の概要
    詳細
  • 小林 只 (コバヤシ タダシ)
    弘前大学医学部附属病院
    演題
    ポケットエコーMirucoが目指す未来 ~設計思想からエコシステム構築まで~
    詳細
  • 津田賀 俊 (ツダカ シュン)
    医療法人慶春会 福永記念診療所
    演題
    iViz Air
    詳細

企画の言葉

現在エコーの小型化・高性能化に伴い、いろいろなポケットエコーが発売され、様々な職種、場面、診療科で使用されている。
それぞれエコーに特徴があり、その特徴や実際の使用法を紹介してもらい、ポケットエコーの更なる可能性を探り、今後の進化の方向についてディスカッションする。

若者たちの外来超音波診療

座長
  • 木村 昭夫(キムラ アキオ)
    国立国際医療研究センター病院
    詳細
  • 植村 和平(ウエムラ ワヘイ)
    北海道家庭医学センター
    詳細
演者
  • 白崎 優太 (シラサキ ユウタ)
    市立稚内病院
    演題
    最北端からエコレジへの道のり
    詳細
  • 浮田 健太朗 (ウキタ ケンタロウ)
    香川県立中央病院
    演題
    診断学としてのPOCUS
    詳細
  • 冨松 真帆 (トミマツ マホ)
    医療法人鉄蕉会 亀田総合病院
    演題
    Covid-19 eraの救急診療におけるPOCUSの有用性
    詳細
  • 城田 祥吾 (シロタ ショウゴ)
    神戸市立医療センター中央市民病院
    演題
    エコーで楽しむ症例集
    詳細
  • 形岡 洋光(カタオカ ヒロミツ)
    浜松医科大学
    演題
    世界の果てまでイッテ エコー
    詳細

企画の言葉

エコーの道を究めるのは果てしなく遠い。かつての超音波診療は各科専門医が各々の領域のみで専門医が極めて行っていた。
しかし現在はPOCUSという柔軟な発想と活用で、専門領域にとらわれることなく領域横断にいつでもどこでもだれでもエコーをすることで、世界的に臨床、教育、研究などで有用性が報告されている。そしてその潮流は若手医師の世代にも広がっている。今回はそのように超音波を活用した外来を行っているイケてる若手医師5人にそれぞれのPOCUSの実際を語って頂く。
エコーを使っていないベテランの先生を凌駕する下剋上のアウトカムの節々を感じていただきたい。
そんな次世代を担う若者たちの感性と今後のPOCUSの新時代をみなさんで一緒に見定めませんか?
総合討論では、若手医師と超音波について論じるほか、若手医師への会場からの質問も積極的に受け付けます。
皆さんが感じているPOCUSのリアルをぶつけに来てください。一緒にPOCUSについて語りましょう。

ランチョンセミナー 「大衆化するテクノロジーと日本の未来 ~POCUSの役割と展望~」

座長
  • 鬼形 和道(オニガタ カズミチ)
    島根大学医学部附属病院
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演者
  • 小林 只 (コバヤシ タダシ)
    弘前大学医学部附属病院
    演題
    大衆化するテクノロジーと日本の未来
    ~POCUSの役割と展望~
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大衆化するテクノロジーと日本の未来
~POCUSの役割と展望~

理事会

日本版POCUSの指針を読み解く

座長
  • 谷口 信行(タニグチ ノブユキ)
    済生会宇都宮病院 超音波センター
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  • 多田 明良 (タダ アキラ)
    紀美野町国保国吉・長谷毛原診療所
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演者
  • 亀田 徹 (カメダ トオル)
    日本救急医学会Point-of-Care超音波推進委員会 / 済生会宇都宮病院超音波診断科
    演題
    日本救急医学会 救急point-of-care超音波診療指針
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  • 森 崇晃 (モリ タカアキ)
    Department of Emergency Medicine, KK Women's and Children's Hospital
    演題
    日本小児救急医学会 小児POCUS教育コンセンサス
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  • 瀬良 誠 (セラ マコト)
    福井県立病院 救命救急センター
    演題
    海外のPOCUSガイドラインが教えてくれること
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  • 古川 まどか (フルカワ マドカ)
    神奈川県立がんセンター
    演題
    頭頸部POCUSガイドライン作成にむけて
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  • 大原 貴裕 (オオハラ タカヒロ)
    東北医科薬科大学
    演題
    日本心エコー図学会「心臓および肺Point-of-Care超音波検査の実施と活用,教育に関する手引き」を読み解く
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企画の言葉

POCUSの定義は実は曖昧だ.
あるときは初学者が一定の訓練を行い習得する簡便なエコーを指し,またあるときは専門医が臨床情報に基づいて行う限定的なエコーを指す場合もある.
POCUSの輪郭がはっきりしなければ臨床研究や系統的な教育も広がらない

だからこそPOCUSには指針が重要である. 欧米を中心に海外ではすでにPOCUSに関して種々の指針が公表されているが,日本との医療環境の違いもありそのまま現場に適応するにはニーズの違いや障壁があった.
本邦では2022年の日本救急医学会の救急Point−of−care 超音波診療指針を皮切りに他の学会でもガイドライン,手引きの作成が進んでいる.
国内外の違い・領域ごとの違いを意識しつつ,本邦におけるPOCUSの指針を学ぶことで,今後の臨床,教育に活かしていただきたい.

1dayセミナー

  • 山田 博胤 (ヤマダ ヒロツグ)
    徳島大学大学院医歯薬学研究部 地域循環器内科学
    レクチャー名
    オープニング
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  • 大原 貴裕 (オオハラ タカヒロ)
    東北医科薬科大学
    レクチャー名
    心臓FoCUS
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  • 鈴木 昭広(スズキ アキヒロ)
    自治医科大学 周術期センター・麻酔科
    レクチャー名
    こんなに役立つ肺エコー
    詳細
  • 小川 眞広(オガワ マサヒロ)
    日本大学医学部 内科学系消化器肝臓内科分野
    レクチャー名
    “かん・たん”にあて、スイスイこなす! ~POCUS肝胆膵編~
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  • 畠 二郎 (ハタ ジロウ)
    川崎医科大学 検査診断学
    レクチャー名
    消化管の走査と正常・異常像
    詳細
  • 太田 智行 (オオタ トモユキ)
    国際医療福祉大学病院
    レクチャー名
    下肢静脈エコー 特にDVT
    詳細
  • 多田 明良 (タダ アキラ)
    紀美野町国保国吉・長谷毛原診療所
    レクチャー名
    膀胱・腎臓
    詳細
  • 小野 友輔 (オノ ユウスケ)
    北九州市立八幡病院
    レクチャー名
    小児POCUS
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  • 皆本 敏子 (ミナモト トシコ)
    島根大学
    レクチャー名
    内科医が知ってて得する産婦人科超音波検査
    詳細
  • 福原 隆宏 (フクハラ タカヒロ)
    鳥取大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
    レクチャー名
    頭頸部のPOCUS
    詳細
  • 渡邊 至 (ワタナベ イタル)
    国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院
    レクチャー名
    1day セミナー
    詳細
  • 皆川洋至 (ミナガワ ヒロシ)
    医療法人城東整形外科
    レクチャー名
    医家諸法度2023(13か条の令和令)
    詳細

企画の言葉 (山田博胤)

診療の現場で行うPOCUSは,”臓器別”と限定せず,領域横断的に全身をスキャンして病態把握に役立たせるのが理想です.
とはいってもなかなか自分の専門領域以外には,手を付けにくいのが現状だと思います.
そこで,領域横断的に全身のPOCUSを1日で学ぶことができる1-day POCUSセミナーを企画しました.
本セミナーでは,各領域におけるエコーの達人の先生方に,初心者向けの分かりやすいレクチャーと,実機を用いたライブデモンストレーションを行っていただきます.
全身のエコーが,たった1日で学べる他ではないチャンスです.
救急対応をされている先生はもちろん,総合診療やへき地診療に携わっている先生,それから,これらのテクニックは病棟でも役立ちますし,これからPOCUSを始めようとされている若いドクターにもぜひ受講していただきたいセミナーです.

タイムテーブル

開催時間内容座長
8:55 - 9:00オープニング山田博胤
9:00 - 9:30心臓FoCUS大原貴裕
9:30 - 10:00鈴木昭広
10:00 - 10:30腹部肝胆膵小川眞広
10:30 - 11:00消化管畠二郎
11:00 - 11:30下肢静脈太田智行
11:30 - 12:00膀胱・腎臓多田明良
ランチョン
13:00 - 13:30小児小野友輔
13:30 - 14:00産婦人科皆本敏子
14:00 - 14:30頸部福原隆宏
14:30 - 15:00末梢神経渡邊至
15:00 - 15:30運動器(肩膝腰)皆川洋至

運動器 ハンズオン

  • 中島 祐子 (ナカシマ ユウコ)
    広島大学病院 整形外科
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  • 皆川洋至 (ミナガワ ヒロシ)
    医療法人城東整形外科
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  • 片山 裕貴 (カタヤマ ヒロキ)
    横浜市立大学附属病院
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  • 都竹 伸哉 (ツヂク シンヤ)
    相模原共同病院
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企画の言葉 (皆川洋至)

注射の達人は針先が進む、何かを貫く、 そして何か硬いものに当たる感覚を指先で感じ取り、シリンジを介した注入抵抗で成功を確信します。 注射慣れしていない医師は、皮膚を貫くと針先が見えなくなり、注入した薬液も行方不明。
しかし、今ではモニタで標的・注射針・針先から出る薬液の広がりが確認でき、正確・確実な注射が簡単にできるようになりました。
エコーを使えない昔の名医とエコーを使う研修医のガチンコ勝負は、世界中で研修医が連戦連勝。
さあ、エコーガイド下注射のコツを伝授しましょう。
*大相撲の隠語【注射】:八百長の意味

裾野を広げるために初学者向け 1)プローブ操作と針操作の基本
2)超音波ガイド下注射【五十肩(SAB,GH,QLS)】
3)超音波ガイド下注射【中高年の膝痛(関節内、総腓骨神経、膝窩筋枝)】
4)超音波ガイド下注射【中高年の腰痛(硬膜枝、後枝、前枝)】

頚部 ハンズオン

  • 古川 まどか (フルカワ マドカ)
    神奈川県立がんセンター
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  • 渡邊 至 (ワタナベ イタル)
    国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院
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  • 弘野 浩司(ヒロノ コウジ)
    茨城県立こども病院 小児超音波診断・研修センター
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  • 濱口 浩敏 (ハマグチ ヒロトシ)
    北播磨総合医療センター
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企画の言葉 (古川まどか)

頸部領域には多くの重要臓器が狭い範囲に密集しています。
甲状腺、唾液腺、口腔、咽頭、喉頭、気管、食道といった頭頸部臓器のほか、それらの頸部臓器や重い頭部を支える筋肉や骨、それらの隙間を走行する血管、神経、リンパ管、さらには皮膚、皮下組織の病変など、領域を超えた総合的な診断が必要な部位です。 通常の医学教育、医療研修体制ではどうしても診療科別の縦割り学習となってしまうため、同じ場所を超音波で見ていても、見えているはずの病変をきちんと診断できないといった事態も生じてしまいます。
診療科の壁を超え、ポイントオブケア超音波に関する総合的な学習やトレーニングが可能な学会として、ポイントオブケア超音波医学会では、頸部のPOCUSを総合的に学びトレーニングすることができるハンズオン企画を用意しました。

頭頸部、運動器、小児科、血管の各領域合同のポイントオブケアハンズオン頸部企画に参加することで、頸部に関する完璧かつ最強のPOCUSを習得できます。
是非とも、この貴重なチャンスを逃さず、POCUSハンズオン頸部企画に奮ってご参加いただければと思います。

裾野を広げるために初学者向け 1)頭頸部外科の立場から 【古川まどか】
2)麻酔科医の立場から  【渡邊 至】
3)小児科医の立場から  【弘野浩司】
4)頸動脈        【濱口浩敏】

表彰式・閉会式

座長
  • 白石 吉彦(シライシ ヨシヒコ)
    隠岐島前病院 / しまね総合診療センター
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  • 渡邊 至 (ワタナベ イタル)
    国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院
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