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NEURAL GP network 島根県発・総合診療医養成プロジェクト

第14回プライマリ・ケア学会参加 山口柊

島根大学医学部医学科 6年生 山口柊

こんにちは!山口柊と申します。

今回、愛知県で開催された第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会にて『島根大学37症候学チュートリアル〜2年目でみえてきた課題と挑戦〜』と題して、臨床実習前の4年生に対して行っている症候学講義についてポスター発表を行ってきました。

今回は学会の魅力と、おそらく学年一の緊張しいである私がどうやってポスター発表を切り抜けたか、という点についてお話しします。

現地での学会参加は初めてでしたが、会場についた途端に圧倒されました。

プライマリ・ケアに携わっている医療関係者が全国からズラリと集まりなんとも贅沢な空間!会場は見渡せないほど広く、様々なブースが開かれており時間内には回りきれないほど見ドコロ満載でした。

そして現地参加ならではの特典と言えるのは、他県にいらっしゃる先生や友人との再会です。会場でばったり卒業された先輩や他大学の友人に出くわし「あら久しぶり!こんなところで会うなんて!」ということもありました(笑)。

懐かしの再会や新しい出会いに胸が高まると同時に、午後のポスター発表の時間が迫るにつれ緊張感も増していきました。学生ポスターの周りには徐々に人が集まりポスターをじっくり見てくださる方々や、審査員の先生もいらっしゃいました。

そしていよいよ私の発表の番が回ってきました。与えられた時間は一人6分。「20回以上練習したのだから大丈夫」と自分自身に言い聞かせる一方で、指し棒を持つ手は震え緊張と心拍数はマックスでした。ギャラリーを見てしまうと余計緊張しそうだなぁと不安になりながらも顔を上げると、学会に駆けつけてくれたエコーTEAMの同期や同じく発表に来ていた先輩後輩の姿を見つけて、名古屋のど真ん中に突如発生した島根のホーム感にホッと気持ちを落ち着かせることができました。

ご指導頂いた小田川先生からの「第一声が肝心。これさえうまくいけば練習の成果は出せるはず」という言葉を思い出しながら大きな声で発表を始めることができ、なんとか6分間の発表と質疑応答を終えることができました。

写真:堂々とした声の山口さん

初めて島根大学の症候学講義を知る方にとって時系列が分かりやすくなるようにポスターの配置を工夫しました。全体的にカラフルではありますが、色彩を揃え統一感を失わないように工夫しました。しかしながら実際に発表してみると課題も多く見つかりました。ポスター発表では読むだけで理解できる十分な情報量が必要である一方、大きく見やすいフォントやシンプルながらも視覚的なインパクトが重要です。たくさんのポスターを拝見し、見やすいポスターや印象に残ったポスターを勉強させていただきました。

またローカルな活動を他大学の方にいかに分かりやすく伝え生産的なディスカッションを生み出すかというところにはまだまだ難しさを感じました。単なる活動報告で終わらせず、興味を持っていただけるような内容づくりが肝心であると痛感しました。

 今後の学会発表時には、メッセージがしっかり印象付けられるようなポスターづくりや、限られた時間でギャラリーを惹きつけられる話術を身に付けていきたいです。質疑応答の時間以外にポスターのフィードバックをいただける時間が少なかったので、もっと友人に声かけて、ポスターを見てもらう積極性も持ちたいなと思いました。

最後に、発表の機会をくださりポスター作成からご指導くださいました小田川先生・遠藤先生、予演会でのアドバイスなど様々なサポートをしてくださった白石先生・坂口先生・上野先生・佐藤先生・高橋先生、総合診療医センターの皆様に心より感謝申し上げます。

写真:学会参加したエコーTEAMのみなさんと、他の活動をともにした仲間と

発表資料を共有します。